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[コメント] 25日 最初の日(1968/露)

この新聞紙のような灰色の街に浮かび上がるのはタオルを頭に巻き、赤ん坊を抱いた女。軍から逃げ惑う赤はスカートをはいた女。本作は女の受難を描いている。この点『話の話』とスタンスは変わらない。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







冒頭、「この作品は10月革命初期のソビエト芸術家の作品を基礎にしている」とテロップが入るのだから、コラージュ風に引用が多い作品なのだろう。「自分が生きてきたことを総括しようと思い立った。思い浮かぶのはその日、もっとも輝かしい25日、最初の日が浮上する」。新聞の見出し「パン。呪わしい戦争を止めろ。自由国債。祖国は犠牲ではなく義務の遂行を求める」。終盤に「権力をソビエトへ。飢えた人へパンを」他のテロップ。

(評価:★3)

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