コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] スーパージャイアンツ 人工衛星と人類の破滅(1957/日)

Super Giants第5作・前篇。宇宙世紀1年、ついに必殺三ツ矢歌子投入、21歳なのに三つ編みのセーラー服姿。人工衛星の見回りしている宇津井健のマヌケな風情に独特の見応えがある。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







スーパージャイアンツ/人工衛星と人類の破滅』。

三ツ矢は電気部品買いにいって買い占め男を追跡して墓場、といういい導入部があるが、その後ほとんど活躍せず詐欺にあった気分になる(後篇で活躍する)。

「57年、ソ連の人工衛星成功、アメリカも完成急ぐ、兵器として利用されれば人類の滅亡を意味する。57年は宇宙世紀1年と云えるでしょう」。このフレーズは林寛の博士を脅す文句にも使われるから、このOPのナレーターも「黒い衛星」の団員なのだろう。宇津井がこだわる人工衛星のアンテナは物干し場の器具に見える。

悪役組織は前回は宇宙人で今度は地球人、というバラツキが気になるが、別にどうでもいいのだろう。宇宙船の撮影がサンダーバードっぽい。林寛の博士がいい味。音楽が代わりテーマ曲が優雅。ベストショットは警視庁から空へ飛び立つ際の一回転する変身で驚きがある。最後はジャイアンツ最大の危機。OPタイトルに「鋼鉄の巨人」と入らないのは、宇津井は鋼鉄ではなくなったからなのかと心配になる。次回も見逃せません。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。