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[コメント] 世界は今日から君のもの(2016/日)

冒頭のひとり弁当はいまおかしんじ『たまもの』の引用だろう。無口な造形も似ている。『裸の島』以来、映画で喋らない人物はそれだけで何者かである。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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マイナー映画のためにエロばかり演じる門脇麦、本作はエロ抜きでホッとするものがある。ゲーム業界の蘊蓄は私には面白かった。引きこもり講座への出席の辺りはなんかギコチなく不要だっただろう。ビー玉など定跡通りだが、感じいいので許される。娘を過小評価し続ける母親演じてYOUはいつも上手い。

引きこもりで鍛錬積んだマンガで人生やり直し、という話は応用できるものではないが、マンガ描けたらいいだろうな、と気づかされる求心力があった。自分はもう年で駄目だろうけど。ラストでタイトル掲げる収束は可愛らしくでいいと思う。

(評価:★4)

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