宗教だの聖書だの難しいことはわかりませんが、愛という感情は何より強い、という宣伝文句のような言葉ではあるが、要はこういうことが言いたかったんじゃないのかな。 その発端がパンチラで、まあきっかけが何であれ確固たる愛の強さは素晴らしいな、と素直に感じた。うん、まあ実際このご時世にそんな強い愛を求めるのは間違いかもしれませんが…。

ただこれだけの長い作品でも退屈に感じさせなかったのはこの出来を物語っているだろう。本当によくできていた。

しかし園子温監督は配役が良かったと思う。いや、役者自身の力かもしれないが。主役の西島隆弘、満島ひかり演技は今まで見たことなかったが素直に良かったと思うし、満島ひかりに関して言えばあんなにかわいいとは正直驚いた。安藤サクラも難しい教徒の役を上手く演じたと思う。