[コメント] みえない雲(2006/独)
これを観て改めて日本の原発を見直すべきじゃないか、と思った。
原発の恐ろしさって観点で単純に観てみると物足りなさは否めない。放射能の恐ろしさは日本はよく知っているし、被曝とはもっと怖いものである。その点被曝による障害も然り、被曝者が避けられるシーンも然り、とにかくそういう面では非常に薄い。
ただこの映画の見どころは非常にリアルに描かれているパニックシーン。これはもはや原発事故の恐怖を訴えるドラマ映画ではなく、原発という見えない恐怖が黒い雲となって襲ってきて、逃げまどう人間を描いたパニック映画。そう思えばこの映画は見ごたえがある。日本は原発事故を起こして散々騒がれたが、二度とこんな恐怖を感じさせてはいけないと思う。
しかしこの映画は惜しいところがいっぱいだ。恋愛模様なんか中途半端すぎて必要なかったんじゃないだろうか。結局いい評価も悪い評価もありプラマイゼロって感じだった。
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