[コメント] ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001/米=英)
事実は映画より奇なり。演技が不在であることによるそれと意識しない抑制が滑稽と哀感を際立たせる。出来ちゃった事実を編集だけで完成させる力技。花火越しに舞うマリオネットを見つめるギリアムの夢見る子どものように輝き潤んだ眼差しをカメラは逃さない。まさしく花火のように映画は一瞬で燃え尽きた。まさに哀切を極める。男なのに母性が目覚める。誰かあの子を抱きしめてやれよ!
(DSCH)
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