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[コメント] 暗黒街の顔役(1932/米)

活劇というジャンル映画の時代性によりSO-SO
junojuna

 確かにポール・ムニが体現する狂暴で一直線な人物造形や性急に訪れる「死」の描き方に非情な視点を最後まで崩さない演出の徹底ぶりには眼を見張るものはあるものの、活劇というジャンル映画を現在見ることの限界をあらためて感じさせる過去の名作という評価となってしまう。作品を総合的に評価する場合は、どの時限で見られるのかが重要である。であるからこそ、こうした往年の傑作ジャンル映画は積極的にリメイクされるべきなのだ。 デ・パルマの選択眼は正しかった。その作品の良し悪しはまた別として。

(評価:★3)

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