[コメント] スワンプ・ウォーター(1941/米)
沼沢地を舞台にした一種の西部劇だ。特に川での拷問の最中にウォルター・ヒューストンが馬で到着するショットと、店から捜索隊が出発するショットは完全に西部劇のそれ。広大な空と大地の代わりに、ルノワール的な水面と窓・扉が多く出てくる。それにしても、ここまで充実しきったアメリカ映画をルノワールのような異邦人が作りえたことに驚愕である。天才には国境など無きに等しいのだろうか。
(赤い戦車)
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