[コメント] トランスフォーマー ロストエイジ(2014/米)
2.5。家主？らしき人を追っ払った後、マーク・ウォールバーグとニコラ・ペルツが父娘の対話を木陰でする。２者の複雑な感情を、彼らの身体に重なる揺れ動く影が微妙に視覚化する。ま、悪くないと思う。ところがだ、次にアップがくるとその影が消えうせとるんですわ。続くカーチェイスでも夕景と昼、明らかに太陽の高さが違うショットを組み合わせている。いやまあそれでも繋がるけどさ。ただの演出怠慢じゃないっすかね？
アミール・モクリは中々健闘しておりこの手のジャンルには勿体無いほどの実にカッコいいショットを決めていくのだが、結局のところ演出不在なのでそれがどうでもいい物語のどうでもいい場面でのどうでもいいカッコいいショットにしかなってない（しかもどうでもいいスローにまでなる）。最初から最後まで本当に何の感情も抱かなかった。ゼロフラット。
ニコラ・ペルツとリー・ビンビンが目の保養になっただけ。とても虚しい165分。
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