[コメント] ロッキー・ザ・ファイナル(2006/米)
ただただ愚直に己のために。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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たしか2002年の終わり頃だったと思うが、ロッキー6製作開始との情報を聞いた。 もう、その当時ですら「おいおい」的な空気が流れてはいたが、 数名のスタ信者はざわめいた。 しかも、全てを手弁当でやるらしい・・・まさに原点回帰。 きっとどん底のロッキーが這い上がる様を存分に見れるに違いない。
あれから5年ほど経ち、忘れたころにロッキーはやってきた。 「6」ではなく『Rocky Balboa』として・・・。 テーマ曲流れる、階段上る、昔の友出てくる、生卵飲み干す、生肉殴る。 『ロッキー・ザ・ファイナル』にふさわしいラストのたたみかけ。
しかし、僕にとって一番嬉しかったのは、 「誰かのために、何かのために」ではなく、 ただ己のために戦うロッキーがそこにいたということだった。 青臭いし、古臭いかもしれないが、純粋なエゴイズムは人を動かす。 『ロッキー』もそうだった。 製作関係者、映画の中の登場人物だけでなく、僕のようなボンクラも動かした。 過ぎ去った時間は取り戻せないかもしれない、 多くの人に届かせることも出来ないかもしれない、 でも、僕は今、確実に動かされた。 ありがとう。
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