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[コメント] ローマで夜だった(1960/伊)

ロッセリーニ作品は初見。あの手この手でジョヴァンナ・ラリ演じるエスペリアの可愛らしさ、人間味を描いておいて...
irodori

**ネタバレ注意**
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ラスト10分であんなに突き放すことに驚いた。戦争の悲惨さを、独自の切り口で描き出している。

60年代のヨーロッパ作品にあって、きっちりイタリア語、英語、ロシア語を話す役者を使っているのは、評価ポイント。レオ・ゲン演じるイギリス少佐が、イタリア語を勉強するという設定で、後半では会話ができるようになっているのはご愛嬌。

リマスターされていない版(されているのがあるかは知らないが)を見たこともあり、画面の隅々までは監督の意図はわからなかったのは残念。何度かある屋根伝いに歩くショットのうち、夜のシーンなどはほとんど見えなかった。

(評価:★3)

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