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[コメント] ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン)(2016/中国=香港)

主人公2人を、チョウ・ドンユイとマー・スーチュンが見事に演じており、かつ、2人とも魅力的だ。それこそが最大の本作の美点だろう。
irodori

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







が、ストーリーについては中盤以降に、ネット小説で書かれているという設定が関係してくることで、何が現実で、何が創作かわからなくなってくる点につき、好みが別れるところだろう。私は苦手だった。

また、安生の元恋人や七月が死ぬ展開にはご都合主義を感じてしまう。

が一方で、ケンカの最中にも、相手を思っているセリフをお互いぶちこんでくる2人のセリフ等、2人の関係性の描き方は丁寧だしユニークさもある。 女性同士の長年の友情の話ではあるので、女性が観るとまた感覚も違うだろう。

演出については過剰気味で、鼻白んでしまう場面もチラホラ。

映像は全般的に信頼がおけるクオリティだ。 ラストの、灯台へ向かって七月が歩くショットは、ただただ美しい。

(評価:★3)

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