コンピューターシステムは、「作ったようにしか動かない」という事が仕事上染みている身としては、このコンピューターの思考回路はリアルに感じることが出来なかった。「人工知能」という逃げ道をつけていたとは思うのだが、国家が責任者全員を抹殺するシステムを自分で作るというのはあまりにも荒唐無稽なもので。このシステムのテスト仕様書はぜひ観てみたい。この部分の感想については職業病と思っていただければと思う。

あと、中盤のカーチェイス。とりあえずスリップしている事と衝突している事しかわからないというのはいかがなものかと思う。少なくとも車がどういうように動いているのかということはイメージできるような作り方をして欲しい。

(2008.11.01 ワーナーマイカルシネマズみなとみらい)