[コメント] 七人の刑事 終着駅の女(1965/日)
リアリズム文法で捕捉された後背の雑踏と芦田伸介の芦田らしいナルシシズム演技がかみ合わず、油断すると口端が持ち上がりそうになる。
すでに60年代から年齢不詳な大滝秀治が、地面や机を這う身体能力を活かし、コメディリリーフとしてこの不始末を吸収しようとするも、雑踏のモブとは異次元の可愛すぎる笹森礼子は誰の手にも負えず、笹森の色香に童貞どもが振り回された印象に終始し、素朴な筋立てが普遍的哀感に達する。
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