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[コメント] ホワイトハンター ブラックハート(1990/米)

「罪」(仏教的にいえば“業"とでも言えるだろうか)を背負って初めて、人生を語れる。映画監督イーストウッドが是非撮っておきたかった作品ではないだろうか。
White Gallery

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







象を撃つまで頑なに映画を撮ることを拒否するイーストウッド。いわく「罪を背負う」のだという。これまでのイーストウッド作品の主人公はほとんどが心に(場合によっては目に見える形で)傷を負っており、それを埋めるかのように次のアクション(人助け等)を起こしていた。 この作品の主人公は映画監督として、比較的順風満帆に自分のペースで作品を重ねてきたことが想像出来る。そんな主人公が傷を負わなければならなかったのは、イーストウッド作品からの必然でもあり、イーストウッド本人の強烈な主張といえる。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)uyo[*] ジョー・チップ

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