国のちがいや、貧乏かそうでないかは、本質的な違いではないのかもしれない。なぜなら、どんな人も子供の頃、親に言えなくて、自分でどうにかしようとして、どうにもできなかった経験の一つや二つ、持っているだろうから。

私が思いだしたのは、小学校２年生の頃。行事のある日で、登校時間をかんちがいした私は、遅刻したことに気づいたものの、どうしても教室に一人で入ることができずに、そのまま近くの山の中に入って一日を過ごした。（っていうような田舎でして・・）夕方になって、黙って家に帰ったけれど、そのあと叱られたかどうか、といった記憶はぷっつりとない。でも、木の切り株かなんかに座りながら、もう、泣きそうな気分でいたことはなんとなく覚えている。

まあ、この映画の兄妹の話に比べると、かなりさえない話だけれど・・・

でも、あるよね。ねえ？