拳銃を手にした早見優が本物かどうか試すため（？）港から海に向かって銃を打つ。銃が本物で高らかに銃声が上がったことに興奮してギャーギャーと笑いながら大喜びする弟とその友人、脱力して呆然とする早見優……というシーン。

ギャーギャーと興奮して大騒ぎする少年ふたりの姿は、「いかにも悪ぶりたい年頃のヤンチャな少年らしさ」が巧く表現されていて良かった。

この、良かったワンシーンのみを強烈に覚えている。……というか実は、20年以上も前に何かの同時上映でついでに観たこの映画、まともに覚えているのがこのシーンしかない。ただ、それでも映画のクライマックスでもない何気ないこのワンシーンだけを覚えているということは、それだけ印象の強い良い場面だったということだろう。