[コメント] セブンソード(2005/香港=中国=韓国)
重厚なアクションやサントラは私の好みで、こういうのは嫌いじゃないのだが、「七剣士」といってる割には、終盤に入るまでは「五剣士+1人」にしか見えなかったのが、なんとも残念。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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七人の剣士という割には、ほんとに七人いたかなあ、というくらい個々の人物の描きわけがまずくて、中盤までで何とか五人の剣士がわかってそれ以外に目立たないのが一人いるな、くらいしかわからず、最後の一人はほとんど描かれることなく終わった。最初はひょっとして天山の老師も七人の中に入ってたのか?と勘違いさせるほどだった。
宣伝文句では『HERO』『LOVERS』に続く、中国の武侠アクションもの、という触れ込みだが、その二本とはかなり趣が違う。むしろ『ヘブン・アンド・アース』に近いものを感じた。それに、中国の「侠」と言われるものを扱った映画としては正統派のようにも思えて、この点でも「HERO」などとはちょっと違うのではないか。
ラストは禁武令をなくすために七剣士が都に行くところで終わっており、途中でいかにも謎めいた千年前の墓から掘り出された天下無双の剣は掘り出されただけで終わっているから、この後に延々と続編があって、この映画は序章に過ぎないのだろう。
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