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[コメント] ステルス(2005/米)

本格SF航空機アクション映画かと思って見に行ったら全然違った。古典的なドラマや、唐突で意味のないセクシー水着のサービスシーンなど、金こそかかっているが、まぎれもないB級映画(C級に近いけど)。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







それにしてもその戦闘相手のあまりの荒唐無稽さにはあんぐり口をあけてしまう。好きなようによその国の上空を飛び回り、それを咎めに来た被侵入国の軍隊に対し、それが当然であるかのようにバッタバッタとやっつけていく。本人たちは、「世界の警察」アメリカ、なんだろうけどはたから見ればただの居直り強盗に過ぎない。こういう極端なアメリカ全能主義もB級映画の一つの特徴か。

ドラマにしても、最新テクノロジーを駆使した人工知能となっているが、その基本的な構図は、スポーツでもバンドでもなんでもいいが、3人の仲良しチームにある日突然、凄腕の新入りが入ってきて、リーダーはそれが気に入らない。そして凄腕新人が自分の腕を過信して、リーダーの言うことを聞かずに暴走して、とんだヘマをやらかす。

そして泣きながら走っていくのだが、リーダーが体を張って凄腕新人をフォローしてやり、すっかり心を入れ替えた凄腕新人はリーダーと力をあわせ、最後は他のメンバーのために自己犠牲的に活躍する。なんか正月に見た『ドラムライン』とか、どこかで見たような古典的でありきたりなドラマ。

他にも、往年の日本の特撮怪獣映画のように、怪獣が出ている時はスクリーンに緊張感があるが、人間だけの時の芝居はまるでダメダメなところがそっくりで、「ははぁ、これはそういう映画か」と思うとなんだか妙に納得できた。いっそのこと「アメリカ海軍」なんかじゃなくて「ウルトラ警備隊」にした方がもっとむちゃくちゃが出来てよかったんじゃないだろうか。

それに昨年の『コラテラル』でトム・クルーズと競演し一部には主役を食ったとも言われ、さらに『レイ』でオスカーも取り、一躍スターダムに伸し上がったかなと思っていたジェイミー・フォックスが真っ先に、あっけなく死んでしまってちょっとびっくり。なんだかんだ言っても、スターに成り上がるってのはけっこう大変なんだなあ。

ラストのエンドクレジットのあとの映像は、何の意味か良くわからなかったが、ひょっとしてあるかも知れない続編へのつなぎなんだろうか。無理だと思うけどなあ。

言いたい事はいろいろあったが、それなりに豪快でスカッと楽しめたから、見て損はない映画だった。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)leiqunni[*] わっこ[*]

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