コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)

マリリン・マンソンのコメントが全てで、彼のインタビューが終わった時点で、ある意味、この映画は終わっちゃってるんだが、語り口が上手いので、最後まで飽きずに観れた。まあ、「何をいまさら・・・」って内容なんだけど、次の2点はちょっと興味深かった。⇒
Pino☆

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 1つは、アメリカ人は、日本人を、とても残虐な民族だと思っているらしいこと。 非常に苦しんだ太平洋戦争の経験から、そう思っているのなら、ある程度納得できるのだが、マイケル・ムーア自身が言ってたように、アメリカに比べて、日本の方が、バイオレントな歴史を持ってるということに、チャールトン・ヘストンも頷いているのには、ちょっと吃驚した。黒人を奴隷にしたり、メキシコ人やネイティブ・インディアンを皆殺しにしたアメリカの方が、よっぽどバイオレントな歴史を持っていると思うのだが、日本の戦国時代の侍や、切腹のような儀式から、彼らは、そういうことを言っているのだろうか? 完全に平和ボケで、残虐性など、どこにも持ち合わせていない私には、理解し難い話だった。

 もう1つは、第2次世界大戦から、何十年も経っているのに、アメリカ人は、未だにドイツ人と日本人を怖がっているらしいこと。直接そういう表現は無かったが、何となく、話の節々から、そんな感じがした。「ちょっと気を抜いたら、ドイツと日本が攻めてくる」とアメリカ人は本気で思っているのかもしれない。だから、銃を捨てられないじゃないのかな?

 いずれにせよ、地球の裏まで戦争に出かけてしまう国民に、日本人は残虐な民族だと思われたり、いつか攻めてくると疑われているというのは、ちょっと驚きだった。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (5 人)桂木京介[*] IN4MATION[*] 荒馬大介[*] ババロアミルク[*] てれぐのしす

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。