[コメント] はつ恋(1999/日)
散り行く桜は切ないけれど、満開の桜はいつまでも記憶に残る。志津枝(原田美枝子)にとっての初恋も、そんなものだったのではないだろうか。大切な想いはやっぱり心の中にしまっておくべきだ。
失恋は必ずしも、この映画のように綺麗な記憶として残るものではないが、この映画はこれで良かったんじゃないだろうか。映像の透明感同様、脚本も綺麗にまとまっていた。役者の演技も申し分無い。
特に原田美枝子が素晴らしかった。夜桜の下で佇む志津枝の笑顔は、全てを包んでしまうような魅力に満ちていて、美しく、何だか心が洗われる気がした。名作と呼ばれる作品ではないが、ちょっと良い映画だった。
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