[コメント] 赤ひげ(1965/日)
かつて、パッチ・アダムス(ハンター・ドハーティ・アダムス)は、日本の医学生に、「自分の映画を見なくてよいから、『赤ひげ』を観なさい。」と言ったそうだが、何となく分かる気がした。彼が愛して止まない”赤ひげ”の生き方には、彼の理想があるのだろう。
常に優しさと思いやりを持ち、決して奢らず、患者と対等の目線で接する。そして、死に行く者には可能な限りの尊厳を与える・・・など、パッチ・アダムスと赤ひげの間には多くの共通点がある。赤ひげは架空の人物だが、彼が医学会に与えた影響は非常に大きなものだと思う。
この作品は、医師である前にまず立派な人間でなければならないことを感動とともに教えてくれる。もしあなたが医師を目指す学生だったらもちろん、そうでなくても医療というものに少しでも興味があるのなら、この映画は絶対に観ておくべきだと思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。