この映画、非常に上手く主人公が無人島でサバイバルを学習したりするのだけれど、でもそこまで簡単にサバイバル方法を学習するだろうかという疑問がある。そういうのは無視して下さい。これは映画的演出ですよとも言えるとは勿論思う。絵を見てもセリフを見ても良く練られてるし、文句は無い筈・・・・なのに見終わった後の物足りなさ。

この映画はトム・ハンクスが現代人の無人島生活を映画にしたら面白いと思ったのを企画者が具現化したものらしい。多分これが原因だと思う。サバイバル技術の進歩のあっさり進歩してしまうところ等から推察する限り、この題材を表現したい執念が見えません。私は執念が映画のトーンを決定するところを見たい。