[コメント] 息子と恋人(1960/英)
冒頭すぐさま、本作の嫌らしさがおもんぱかれるが、画面は美しい。つまり、ジャック・カーディフらしく「撮影の映画」だとすぐに判る。同時に母親を演じるウェンディ・ヒラーの映画でもあり、特に前半は圧倒的だが、彼女へのディレクションが嫌らしいのだ。
主人公を演じるディーン・ストックウェルはジミー・ディーンを彷彿とさせる。また父親役トレヴァー・ハワードの造型も良く出来ている。この酔っぱらい演技はかなりの出来。一貫性の無さがいい。女優については、既婚女性で女性公民権運動にたずさわるメアリー・ユーアが美しい。幼馴染の恋人ヘザー・シアーズはいかにも田舎臭い。これはこういう役なので仕方が無いが。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。