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[コメント] エディ・コイルの友人たち(1973/米)

日本未公開作ながら、傑作との評価の高い映画で、確かにこの非情さはカルトに相応しいと思う。ミッチャムにとってはこの作品後、『ザ・ヤクザ』や『さらば愛しき女よ』といった、後期の代表的な主演作が続く訳で、これらを導いたという意味での本作の価値もある。
ゑぎ

 タランティーノに影響を与えたのであろう無駄話もミッチャムが喋れば全く弛緩しない。リチャード・ジョーダンスティーヴン・キーツといった若手俳優へのディレクションには、かなりの厳格さを感じる。『ハズバンズ』や『マイキー&ニッキー』の撮影者であるヴィクター・J・ケンパーの抑制の効いた引きの画も良いし、エンディング近くのアイスホッケー場の臨場感創出が素晴らしい。話としてはピーター・ボイルの位置づけが秀逸だ。ただし、もう少し映画としての外連味があっても良いと思う。

(評価:★3)

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