[コメント] オオカミの家(2018/チリ)
登場するのは少女マリアと、子豚のアナとペドロ。マリアがヒロイン。全ての細部がどんどん変化する、ほゞ全編ワンカットのように見せかけた、切れ目の無い移動ショットもどき映画。
壁に黒いシミができて窓になったり、壁にかかっている絵画が窓になったり、それぞれ、その逆、あるいは、絵画が窓になり、さらに鏡になったり。まあ飽きずに見ていられるが、しかし、矢張り、私は、映画演出の王道は切り返し(ショット/リバースショット)だと思う方なので、本作のような切り返し無しの作りでは、緊張感の維持が難しいということもよく分かる体験になった。
ワタクシ的には、トイレの便器に座っているマリアにカメラが寄っていき(というか、そう見せかけて)、顔アップになる部分の顔面の造型がゾッとする怖さで好き。
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