[コメント] エノケンの近藤勇(1935/日)
しかし、何といっても池田屋のシーンには吃驚した。「ラベルのボレロ」が流れ出し、BGMに合わせて女達が膳を運ぶミュージカルシーンが唐突に現れるのだから。また、「南京豆売り」がBGMに使われている殺陣シーンも小気味良い。ただ惜しむらくは若い隊士と舞妓とのメロドラマがつまらない。何故か隊士は、男装の花島喜世子(後のエノケン夫人)が男役を演じているのだが、ジェンダーを超越する倒錯性(男らしさと女らしさの危うさ)も無く、魅力に欠ける。
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