[コメント] テキサス決死隊(1949/米)
本作もかっちり作られており安心して見ていられる。レイ・レナハンのテクニカラー撮影は無個性だがいかにもテクニカラーらしい発色で美しい。大筋はキング・ヴィダー版とほぼ同じ構成だが、全体にマクドナルド・ケリーが一番目立つ。
ヴィダー版のロイド・ノーランも良かったが、本作のケリーはかなりよく出来た悪役になっている。対してウィリアム・ホールデンは主役らしさがまるで足りない。ヒロインのモナ・フリーマンも登場時点は少年(少女)のようで最後までイマイチ女性らしい魅力がないうえに、ホールデンを好きなのかケリーを好きなのかよくわからない中途半端なキャラクターだ。あるいはケリーがフリーマンを押し倒さないのも不自然なのだが、これはそういう西部劇ではないから仕方がない。
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