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[コメント] エンド・オブ・ホワイトハウス(2013/米)

キャンプデービッドのクリスマスから始まる。雪降る景色が美しい。この冒頭のシークエンスの自動車事故シーンもよく出来ている。続く正体不明の飛行機によるワシントンDCでの殺戮と破壊の造型も興奮度満点で全般にアクション演出には瞠目する。
ゑぎ

 ただ、本作のウィークポイントも主人公のジェラルド・バトラーが強すぎる、という点だろう。悪役カンを演じるリック・ユーンという役者もなかなかいいのだけれど、バトラーが強すぎて、ハラハラしない。あと、くだんの殺戮シーンから始まって、全編に亘って殺し過ぎ、命を粗末にし過ぎ、ということに関しては、別に映画なのだからいいのだが、例えば、かつてコルブッチなんかが描いた「喜びに溢れた殺戮」シーンなんかと比べた際に、なんだか、志が低いと感じてしまう(比べるもんじゃない、と言われそうですが)。とにかく観客を嫌な気持ちにさせる手管のように思える死に様の連続。さらに、星条旗の扱いもわざとらしい。

(評価:★3)

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