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[コメント] ウッドストックがやってくる!(2009/米)

ドキュメンタリー映画『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』(1970)に似せようというか、わざとフィルムを拝借したのだろうと思わせようとしているのか、解像度の粗い画面分割のシーンがいくつもある。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 実際、私は見ながら、これはかのドキュメンタリー映画にあったカットに違いないと数箇所で思ってしまったのだが、全部本作のために撮影されたらしい。

 かのドキュメンタリー映画でも本人が登場する、若きプロデューサー、マイケル・ラングはジョナサン・グロフという役者がやっているのだが、矢張り、最もヒロイックに描かれている。後半は馬に乗って移動しており、ラスト、「カリフォルニアでストーンズのフリーコンサートをやる」と云う。ラストカットも彼が馬で駈ける姿のカットで暗転だ。(このストーンズのコンサートは「オルタモントの悲劇」)。

 主人公の母親−イメルダ・スタウントンと父親−ヘンリー・グッドマンが実に面白い人物だ。ラスト近くになって(薬でハイになったあたりから)少々ステレオタイプな描き方になるのが惜しい。また主人公−ディミトリ・マーティンの顔つきもとてもいい感じ。

 しかし最も印象に残ったのはワーゲンの中でのトリップシーン。こゝは美しいイメージだ。ワーゲンの男はポール・ダノ、女はケリ・ガーナー

(評価:★3)

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