[コメント] 悪い種子(1956/米)
非常に演劇的な映画。マーヴィン・ルロイは舞台の芝居をあえて残したようだが、しかしそれにしてもヘンリー・ジョーンズなんてやり過ぎもいいところだ。
また、殆ど何もスリルに機能していない演出で、ナンシー・ケリーのリアクション演技で驚かせる、なんてこともしない。ただし、縦構図を活かした画も随所にあり、ハロルド・ロッソンが頑張って見せてくれる。例えば家の窓と庭のテラスとの空間だとか。或いはローダが靴を焼却炉に入れるカットも廊下の奥の部屋との縦構図で目を引く。
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