そう、今回のテレビドラマによるリメイクは出来がいい。 竹野内豊は松田優作の演技を自分なりに学び消化して演技していると思った。

肝心の映画の感想は、不必要に長いファッションショーとカーチェイスのシーンが気に障ったが、松田演じる刑事が白人刑事に銃を向けて発砲するかどうかというシーンにはゾクゾクした。

映画・テレビドラマ共にあるシーンだが、主人公の刑事の父親が白人の軍人に私刑にされた挙句、小便を掛けられるシーンは、激しく怒りを感じる場面だ。ようやく見つけた宿敵が今は捜査の相棒。『セブン』のブラッド・ピットを彷彿とさせる。