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[コメント] トレイター 大国の敵(2008/米)

CIAとFBIはいっつもこうだ! ちゃんと横の連携を取れ! 同じ国内の政府関係者同士だろうに! 物語的にはテロ組織ナシールの作戦「リサラ・シュクラ・アルヒバ」が決行されるまでハラハラさせられっぱなしだった。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 米退役軍人で爆弾処理の能力に長けていたサミールはムスリム(イスラム信仰者)である。

 彼はその経歴・素質を見込まれCIAの諜報員としてファリード率いるテロ組織と首長ナシールに近づく。

 ナシールが目論む米同時多発テロ・作戦名『リサラ・シュクラ・アルヒバ』が決行される直前。サミールが諜報員である事を知る唯一のCIAの人間は殺され、FBIからは最重要指名手配人物と指定され、また、ナシールの同志オマール達からも疑いの目が向けられる。

 三面楚歌の中、サミールが進む信仰の先にある道とはどんなものか、が最大の見所。

 FBIにもようやくCIAの密偵であることがわかり何とか一命を取り留めるサミールはオマーンに言った。

 「奴らは俺たちの信仰を利用したんだよ」と。

 だが、CIAがサミールを利用している事からもわかるように、どっちに転んでもムスリムは利用されている。悲しいイスラム信仰者のお話だった。

(評価:★4)

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