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[コメント] 女優マルキーズ(1997/スイス=仏=伊=スペイン)

キャラクター設定が卓抜。その各々を比較してみる。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







・モリエールとラシーヌ                                                                                          「モリエールはあなた(ラシーヌ)より2倍も3倍も人生を恋を知っているわ」という  マルキーズのセリフがあるが、そのところが喜劇作家として《世界史上》第一人者として名の残ったモリエールと、《17世紀》の代表悲劇作家のラシーヌとの差なのだろう。

・グロ・ルネとラシーヌ                                                                                                  マルキーズに対する2つの愛の形。  人生を笑いとばす大人(グロ・ルネ)と奔放な女(マルキーズ)と  人生を真剣に考える真面目派(ラシーヌ)と女優をめざす意欲的な女(マルキーズ)。  マルキーズにとってどちらが倖せだったか?というより、彼女自身が女優として女として 自立して行った経過により愛の形も変わって行ったように思う。

・マルキーズとロリエ  

 同じ’97にソフィー・マルソーファイヤーライトを撮っている。  その主人公ロリエはマルキーズと正反対の女性。共に見応えがあった。  女優ソフィー・マルソー。

(評価:★5)

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