よく有るパラレルワールド話で、いつもと違うのはビートルズ、と言ってもありきたりのストーリーだったが、途中でふと既視感を覚えた。

それは、ヒロインのエリー（リリー・ジェームス）。 田舎でバンドのマネージャーをしている女の子って、まさにこんな感じなのです。ちょっとガサツで、キャリーバッグの運び方なんて荒いし、服なんかも余りかまってなくて。でも、一生懸命で。

昔私の周りにそんなバンドが有って、そんな子がいたという思い出です。当然、彼女は(ローバー)ミニ　クラブマンなんて持ってなかったけどね。

エリーに気付いてから、最後迄エリーを見続けた。

いい演出でした。細かい所迄配慮の行き届いた、いい演出でした。

ダニー・ボイルはその色彩にいつもついて行けないけど、やはりいい監督だと認識しました。