まず最初に「タイトルの言葉ありき」という感じだ。つまりこの言葉に合わせてストーリーを作ったのではないかと。もっとも、原作を責めるのは場違いのなので止めるが、ホン段階でしっかりしたものにすべきだったと思う。

メインキャラの鈴音がモデルをやっているとわかった辺りから、ネタは割れてしまう。そして、一旦終わったかのような中盤、そしてそれ以降のダラダラした展開はアクビ続出。何故こんなにダラダラやっているのかと考えた時に、更にラストも分かってしまうというお粗末さ。

小日向さんの死は伏線があるとはいえやはり唐突過ぎる。小日向さん自体も真剣みがなく（まぁいつもそうだが）、和久井さんは変わらず確かな演技だったが出番が少なく―そう、そういえば、期待していなかった長澤まさみはそれほど悪くはなかったよ。

学芸会といえば、子役の黒田凛ちゃんは、男の子っぽく女の子らしくという難しいキャラを演じ分けて好演でした。凛ちゃんに免じて＋１点で３点。