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[コメント] 近頃なぜかチャールストン(1981/日)

不良老人たちの無軌道ぶりが度を越えていないあたり、喜八の自制心を感じて少々物足りない。不発弾は劇中では爆発したらしいが、俺の心の中ではブスブス燻ったままだ。(『独立愚連隊』のネタバレがあります)
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







どうせ不発弾の上に乗っかった明日の命も知れない爺婆どもだ。日本のマッポと手を組むのもよかろうが、派手にぶっ飛ばして門出にしよう、ってワケにはいかなかったのだろうか。

独立愚連隊』では、思い切り八路軍に機銃をぶっ放して、主人公はただ一人生き残り、それでも物語は痛快さを失わなかったじゃないか。老人軍団、チャールストンの軽快に流れるなかを玉砕。敵たる奴らも木端微塵。残った洟垂れ小僧とメイドが邪馬台国の志を継ぐ…ってなるとモロ筒井康隆だけどね。でも陸軍大臣だけ『真夜中のカーボーイ』でラスト突入なんて、予定調和とはいえ勿体無い幕切れだぜ。

(評価:★3)

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