[コメント] 三大怪獣グルメ(2020/日)
詰めが甘い。この映画で求められるのは人間関係のドラマじゃなく、怖くて、それ以上に食欲をいたずらに誘ってやまない怪獣の造形と演技の筈だ。久住昌之が監修に名を貸しながら、映画に紹介される料理のヴィジュアルは実物の海鮮料理に遠く及ばない貧弱さなのだ。怪獣造形の杜撰さには目をつぶっても、美食映画として全く機能していないのは許容できない。
(水那岐)
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