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[コメント] 魔女と呼ばれた少女(2012/カナダ)

本家本元の魔術的リアリズムは、ガルシア・マルケスを思わせる幻想的モチーフで我々に衝撃と共感を呼び起こさせる。その中でいまを生きる少年少女の早熟と論理の立て方に唸る。そして女として、母親としての痛みを全身で訴え、更なる生を掴み取るラシェル・ムワンザの俳優力にも瞠目させられる。
水那岐

現実のなかに入り込むサムシングスも、この映画の興味深い要素のなかに数えられるだろう。『地獄の黙示録』を想起させる白塗りの亡霊たち、また求婚の代償としての「白い雄鶏」をもつ村のアルビノの住民たちは、この映画にファンタジックな色を添えている。

(評価:★4)

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