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[コメント] 幸せはシャンソニア劇場から(2008/仏=独=チェコ)

ファシズムの台頭と敵対する人民戦線の勃興した時代を背景に、悲哀とささやかな喜悦に満ちた劇場スタッフや芸人の去来を重壮に描くが、ドラマそのものは古典のオマージュに過ぎない。むしろロックやポップスに押されて全滅に瀕しているシャンソンを大きく表に出し、それを知らしめた功績がこの作品には大きい。いかにもフランス魂の最後のともし火を表すような佳作である。
(★4 水那岐)

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