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[コメント] 酒井家のしあわせ(2006/日)

結局この映画、実にしょーもないダジャレから始まっているのでは。まあ、ラストまで来てやっと許せたのだが。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







つまり。

♪べんきょーしまっせ引越しのサカイ〜♪ほんま〜かいなそーかいな〜♪

気取って何もかもウザがっている長男がどうしようもなく嫌いだった。リアリティのない嘘をつく父親が鬱陶しかった。それでも、そんな嘘につきあってやる母親がたまらなく嫌らしく感じた。まして、観客には長男同様、最後まで真相が知らされないのだからなおさらである。

そこへ、騙されていたのは他ならぬ長男であることが知らされる。その上に、意味ありげに近づいてきた女生徒にも、彼は欺かれていたことが知らされる。何だ、こいつもカリフォルニアの青いバカだったんじゃないか。そう考えて、やっとラストで星一つプラスする気にもなれた。関西人の知恵ってヤツかな、これも。

(評価:★3)

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