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[コメント] 十七歳(2002/日)

それにしても、平凡な大人でいることはこの上なく簡単なことなのに、平凡な子供でいる事は、どうしてこんなにも困難なのだろう!ヒロインは芽を摘まれる前に、自ら教師の指を持てる棘で突き刺すことのできた薔薇だ。彼女になれなかった異端者の俺は、どうしようもない嫉妬とともに上目遣いにその姿を眺めるのみだ。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







しかし、ポプラ社に原稿を持ち込み、挙句の果てに自著を学校に流布させてしまう描写だけは納得いかなかった。彼女には子供の持つ力だけで反逆して欲しかったな。

最も、それを言い出したらこの映画自体が存在し得なかったのだが(苦笑)。

(評価:★4)

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