[コメント] 雨月物語(1953/日)
黒沢が説教臭いと言われるのは今も見られる機会が多いからで、その説教臭さが当時も際立っていたわけではないのだろうと、溝口を見て思う。同時に、頑強な倫理観があればこそ、その溶解がスリリングに見えるのだろう、と。だからこそ、その溶解がもっと蕩けた果てを見てみたかったという幻想も抱かずにはいられない。
(kiona)
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