[コメント] 汚れた血(1986/仏)
見事に計算され尽くした撮影と脚本よりも、奇跡的な演技の役者ら。愛なんかのために、愚かしくも命を投げ出して疾走する人を見るというのは、いつだって心を激しく揺さぶられる。っつうもんさ。
この映画のジュリエット・ビノシュは、演技を超えた奇跡のような存在だ。それは、まさしくカメラを通して監督と女優の本物の恋愛とやらが、このフィルムにばら撒かれている。これが奇跡の青春映画。
カラックスの不器用なまっすぐさは、きっと一生、直りゃしない。
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