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[コメント] 笑の大学(2004/日)

これのどこが検閲なのか。現代プロデューサーとのやりとりを重ねたというのはわからんでもないが。台詞のかけあいが命なだけに、映画で見ると説得力がないんだなぁ、これが。演出は無難なんだけどねぇ、残念。
SUM

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







冒頭で、他の舞台作家には「手短に」って言っててきぱきと修正させておきながら、突如稲垣吾郎だけネチネチと何度も突き返すあたりキャラの一貫性がない。だいたい検閲官ってそんな暇か。「不許可」の判押して終わりだろ。

言ってる指示も全然当時の検閲じゃない、問題個所の削除・修正になってない。確かに検閲には個人差、一貫性のなさというのはあったが、それにしても適当すぎ。

最後に警視庁で「国のために死ぬな」と叫ぶ検閲官なんて最低。感動のしようもない。

それでも、生で見る舞台ってのは不条理やご都合主義にも説得力を与える力がある。しかし、映画でそれをやるには、あまりにも舞台的な素直な演出に過ぎる。だめでしょ、これじゃ。

(評価:★2)

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