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[コメント] 僕らの世界が交わるまで(2022/米)

対照的、だがよく似てる母と息子はよく描かれているが、図式を超えるものではない。
ペンクロフ

だいたい親子が似てるからって何なんだ、空回りしてたってジュリアン・ムーアは立派でニコ生息子は屑だろう。いやそう思うのはオレがジュリアン・ムーア好きだからってだけなんだけど、小利口な語りのうまさは鼻につく。何でも相対化して、似てる=同じじゃん、とやればいいわけじゃない。同じなわけがあるか。

あのさーこの映画、マーシャル諸島の詩を書いた女子とかちょっとバカにしてないか。悪意を感じる。そりゃ小娘である彼女の詩には筋金が入ってないだろうよ。だからってバカにしたもんじゃない。そこは大人になって筋金が通ってゆくものだよ。バカ息子の歌もそうだろう。

母親が聞いてもいないバカ息子の音楽をバカにして(そもそも聞いたことないって無理すぎる)、息子が傷つく場面がよかったのは役者の力のおかげだ。脚本には無理があるのだ。

(評価:★3)

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