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[コメント] ノイズ(1999/米)

NASAの中で宇宙飛行士の体調に気になったのが、あの人だけというのが一番意味不明 2002年12月28日ビデオ鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







NASAってその程度の組織なのだろうか?

アルマゲドン』『ディープ・インパクト』じゃ、激突数ヶ月とか数日前とかじゃないと、小惑星を発見できてないし、『アルマゲドン』に至っては、世界一の天才が居るくせに、ブシェーミの方が偉かった始末。

今回は、なんと宇宙飛行士の、任務後の体調を全くといっていいほど調査していない。

ことごとく映画で描かれる実在する組織ってのは、映画用にアレンジされますね。

羊たちの沈黙』のモデルとなった、かの有名なロバート・K・レスラーさんは、『羊たちの沈黙』の映画化の時に、FBI全面協力だったので、彼は「新人警官にこんなに危険な任務を与えるわけがない」と言ったらしい。すると「FBIの宣伝になるから」みたいな理由で、こうなったそうな。

いや、こんな描かれ方したら逆に組織の中身が把握できませんって・・・

と、いうわけで、そう考えたらこの映画恐ろしい。

宇宙飛行士がスペースシャトルから電話するのはいいんだが、大体妻はシャトル発射の時に、なぜ家に居る?夫を愛してないのかね?

しかも舞台はフロリダ。

恐らくケネディ・スペース・センターだけど、あそこにはきちんと見物できる所が有ります。しかも飛行士の関係者専用の椅子もあります。

なのになぜ家から見る?

妻は最初から洗脳されてたんと違うか?

宇宙飛行士も、発射前にのんきに妻とやってるし。発射前に家に戻るなんてことできないんじゃないの?

戻ってきても、誰も体調を気にしない。調べもしない。一人は調べてたけど・・・

他にも少々ありますが、そういうのを見る映画ではないので、この辺で。

毎度の如く長々と書いてしまった・・・

中盤の終盤くらいまでのジョニー・デップのミステリアスな演技とか、シャーリーズ・セロンのノーブラ(笑うしか有りません)などは見る価値あると思う。

話の展開も、先をなかなか読ませずに、面白い。映像自体がなかなかミステリアスな雰囲気を出していたと思う。何かを意識したような、唇だけのアップとか、そういう「オチに繋がる」という固定概念を観客に持たせる演出は見事だと思う。

しかし、次第に物事が明らかになり、クライマックス付近で彼女は「スペンサーは宇宙人!」みたいな妄想を抱き始めたあたりでは、「いや、オチがある!絶対この映画には驚愕のオチがある!」と俺はめちゃくちゃ楽しみしていた。オチ次第ではこの映画は5点にも4点にも化けれた。

こ・・これが俺の期待していたオチですか?なんか駄作日本映画の『アナザヘブン』みたいなオチだな・・・(苦笑)

そりゃないっしょ。結局宇宙人に洗脳されてただけとか・・・馬鹿映画でこのオチなら全然許すけど・・・

これは酷すぎる。

別の意味で唖然として、背筋に冷たいものを感じた。

しかしこの宇宙人もエロいな。わざわざハンサムな宇宙飛行士に乗り移って、セクシー(には見えない)美女(?)を「犯した」という始末。

この宇宙人の名前勝手に命名。

「SEX中毒宇宙人」

(評価:★1)

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