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[コメント] 時計じかけのオレンジ(1971/英)

小道具がいけてる映画。2002年4月14日追加コメント
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







暴力シーンは過激か?

僕はそう思わなかった。たしかに過激だが皆さんが言うほど過激に見えなかった。

ストーリーもなんだか新鮮味なくて、ちょっと残念。

しかし小道具は凄いと思う。これだけは言える。それとなんとなく政府批判な意味があるのだとも思った。

結局「狂気」とかは感じなかったけど、そこまで悪いと思わないので3点。キューブリックってことで+1点。

しかし小説家の目つきはすごかった。あの目つきはかなり怖い。

考えてみれば『サイコ』のノーマン・ベイツは母親に心を支配され、『時計じかけのオレンジ』のアレックスは政府に心を支配された。どこか似ているような気もする。

結局政府は人を利用することしかしないのか・・・ラスト付近でちょっとそう思いました。

見終わって10時間ほどかな?色んな人のコメントを読んでやっと分かった。この映画のいいたいことが。

それは「人はどんなに外見を変えることはできても本質(中身)はかえることはできない。」ということだと思います。時計仕掛け(機械で動く人間)=支配された人間 つまりこの映画のアレックス。そう思うと点を上げざるをえないだろう。

―――追加

いや、これ見たときの自分はどうかしてた。この映画傑作ですよ。何が凄いのかよくわからないけど、この世界観。

このいかれ狂気なガキども。

結局キューブリックの描いた未来は現実になり、「暴走族」というものに名を変え日本に、「銃乱射事件」と名前を変えアメリカに・・・。

未来なんてどうなるかわかりませんよ。

狂気万歳!パンク最高!そしてベートーベンも最高!

(評価:★5)

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