[コメント] 時計じかけのオレンジ(1971/英)
映画を見終った人むけのレビューです。
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暴力シーンは過激か?
僕はそう思わなかった。たしかに過激だが皆さんが言うほど過激に見えなかった。
ストーリーもなんだか新鮮味なくて、ちょっと残念。
しかし小道具は凄いと思う。これだけは言える。それとなんとなく政府批判な意味があるのだとも思った。
結局「狂気」とかは感じなかったけど、そこまで悪いと思わないので3点。キューブリックってことで+1点。
しかし小説家の目つきはすごかった。あの目つきはかなり怖い。
考えてみれば『サイコ』のノーマン・ベイツは母親に心を支配され、『時計じかけのオレンジ』のアレックスは政府に心を支配された。どこか似ているような気もする。
結局政府は人を利用することしかしないのか・・・ラスト付近でちょっとそう思いました。
見終わって10時間ほどかな?色んな人のコメントを読んでやっと分かった。この映画のいいたいことが。
それは「人はどんなに外見を変えることはできても本質(中身)はかえることはできない。」ということだと思います。時計仕掛け(機械で動く人間)=支配された人間 つまりこの映画のアレックス。そう思うと点を上げざるをえないだろう。
―――追加
いや、これ見たときの自分はどうかしてた。この映画傑作ですよ。何が凄いのかよくわからないけど、この世界観。
このいかれ狂気なガキども。
結局キューブリックの描いた未来は現実になり、「暴走族」というものに名を変え日本に、「銃乱射事件」と名前を変えアメリカに・・・。
未来なんてどうなるかわかりませんよ。
狂気万歳!パンク最高!そしてベートーベンも最高!
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