コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(2002/米=カナダ)

現在16歳。高校二年生。当たり前の如く独身。あと二歳で結婚できる年齢ではあるが、その年齢で結婚するつもりはないし、その後結婚するか否かも不明。 2003年7月8日試写会鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「これから結婚する気の無い人は要注意」みたいな宣伝文句だったと思う。別にこの映画を見て結婚しようと言う気になった訳でも無いし、「結婚っていいな」と思った訳でもない。

実は最初の30分を寝てしまい見逃してしまっていた。なんと、オープニングテロップが全て終わる前に寝てしまっていたのだ。最速だった。だから、おきてからの一時間、それまでの経緯も知らずに、ただ主人公二人が結婚に関してドタバタ喜劇を演じている所しか理解できなかったが、それでもまぁそれなりに楽しめた。実際、この映画のメインってその「結婚ドタバタ」から最後の’プレゼント’辺りでハートウォーミングさせる映画なのだろう。

デートムービーでは決して無い。ラブコメ、と言う物ではなく、事ある毎に大騒ぎをするギリシャ家族(=女主人公の家族)のドタバタに比重を置き、メインとしているのだ。最終的に話は「しきたりを乗り越えて結婚する」と言うプロットに集約される訳だが、どことなく『ベッカムに恋して』に似ている気もしないでもないが、パクリとは決して違うだろう。

しかし、女性の支持率が高そうな映画だ。俺みたいな高校生が見ても仕方ない映画だし、男も好きそうじゃないなぁ。確かに面白いし、演出も結構上手い。期待通り笑えるし、最後には家族愛まで見えてもらって本当にハートウォーミング。上映時間も1時間半と丁度良い時間。退屈もせずに一気に見せきる。はっきり言って酷評する理由は特に無い。

だが、唯一つ問題なのが、この映画が「観客を選ぶ」と言う事だ。これは三池監督や塚本監督、ポール・バーホーベン監督の様な作品性を指す訳では無い。当たり前の如く、良い意味で「観客を選ぶ」のだ。(って、それじゃ三池や塚本やバーホーベンの作品が悪いみたいに聞こえるけど・・・・)

結果、恐らくその「観客を選ぶ」と言う物が原因で、『タイタニック』に次ぐラブストーリー史上2位のヒット。低予算映画がこれだけのヒットをした訳だ。見せ方も上手いし、内容が内容だけにそりゃヒットもするさ。(ここまでヒットするかは疑問ではあるが)。

まっ、別に損した気分も無いし、ただ俺が男に生まれて、ひねくれた性格を持って生まれて、そして何よりも結婚とは全く以って無縁の年齢で見たから何も感じなかっただけかな?

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。