[コメント] おばあちゃんの家(2002/韓国)
割れてヒビだらけの指先に染み込んだいくつもの黒い筋。はだしの足とわらじ。ツギのあたった作業着とあの懐かしい匂い。日焼けした肌。そして、腰が曲がってても、しゃんしゃん歩いていた。だけど、今でも全部覚えてる。
新聞を隅々まで読み、耳が不自由になってから後の造語や新語の発音が少しおかしいこともあったけど、いろんなことを本当によく知っていた。戦争に負けることも(これは、母の思い出話)。
静かな静かなおばあちゃんとの触れあいが、サンウを少しずつ深呼吸させていくところを丁寧な映像と最小限のセリフで映し出している。これは偶然出来たんじゃなく、ほんとによく練れているのだと思う。結局、伝えたい思いがあってこそということか。
キム・ウルブンさんたち、できあがった映画観てくれてるといいですよね。
最後にサンウの残したプレゼントが、ソウルへ届いたかどうかって考え始めると、また胃がヒクヒクしてくる。
「2度もあやまることないさ」。このサンウの泣き顔が可愛すぎ。ユ・スンホ君、よかったよ。
――感動してそんな顔して泣いてしまった大人より。
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